Adobe Marketo Engageの新機能「プログラムメンバーカスタムフィールド」とは

Adobe Marketo Engageの新機能「プログラムメンバーカスタムフィールド」とは

2020年のリリースでAdobe Marketo Engageに「プログラムメンバーカスタムフィールド」という機能が加わりました。今更ですが、通常のカスタムフィールドとの違いや使い方、ユースケースを説明していきたいと思います。

目次

そもそもプログラムとは?メンバーとは?

Adobe Marketo Engageではマーケティング施策を管理する単位を「プログラム」と呼びます。プログラムメンバーとは、プログラム(施策)を実施する(した)対象顧客のことです。

通常のカスタムフィールドとは何が違うのか

通常のカスタムフィールドは、リード(顧客)オブジェクトに紐づいて作成できるフィールドです。顧客に対して1:1でのみデータを保持します。

一方、プログラムメンバーカスタムフィールド(以後、PMCFと表記)は、プログラム(メンバー)に紐づいているため、1人の顧客に対して1:多のデータを保持することができます。

どういう時に使うのか

最も想定される利用用途は、アンケート情報の保持です。
これまでは、Adobe Marketo Engageのフォームを使ってアンケートを実施しようとした場合には以下の2つの問題がありました。

  • 顧客オブジェクトにアンケート用のフィールドを追加する必要がある
  • アンケートを使いまわす(同じフィールドを使う)と、データは最新のものに更新される(履歴が確認できない)

PMCFを使うことで、プログラム毎に値を保持することができ、セミナー毎のアンケート回答を保持することが可能になります。以下の図がデータ保持のイメージになります。

PMCFを利用しない場合

PMCFを利用した場合

20個まで作成可。全プログラムで共通

PMCFは20個まで作成可能ですが、全プログラムで共通となる点に注意です。
つまり、プログラム毎にフィールドを定義することができないので、「汎用的なフィールド」として作成する必要があります。

PMCFの仕様

その他の主な仕様は以下です。

  • トークンでメールへの差し込み可能(プログラム配下のアセットのみ)
  • Adobe Marketo Engageフォームのフィールドとして選択可(プログラム配下のアセットのみ)
  • デザインスタジオ配下のアセットでは利用不可
  • カスタムフィールド同様、フィールドの削除は不可(非表示は可)

ご活用いただける場面

具体的には、以下の場面でご活用いただけます。

  • プログラムごとのアンケート
  • 複数日程のあるイベントでの日程選択
  • プログラムごとの流入経路を捕捉

など

PMCFの作成方法

通常のカスタムフィールドと同様に、 管理>新規カスタムフィールド の画面で作成します。

その際、「オブジェクト」の選択肢から「プログラムメンバー」を選択する点だけ注意してください。

フォームでの設定方法

顧客フィールドと同様に、フィールド一覧にPMCFも表示されますので、選択してください。

スマートリスト、スマートキャンペーンでの利用方法

フィルター

「プログラムのメンバー」で任意のプログラムを選択し、成約の追加で該当のPMCFを選択することができます。

トリガー

「プログラムメンバーデータを変更」で、成約の追加で「属性」を選択すると、PMCFが選択できます。

さらに値を指定したい場合は「新しい値」「前回の値」を指定することも可能です。

フロー

PMCFの値を変更することができます。

「プログラムメンバーの変更」で、「属性」にPMCF、新しい値に変更したい値を設定します。

プログラムメンバーカスタムフィールドは待望の機能

今回はプログラムメンバーカスタムフィールド(PMCF)について紹介しました。
この機能は、以前からAdobe Marketo Engageをお使いいただいていた方からすると、待望の機能ではないでしょうか。

ウェビナー等で作成するイベントプログラム毎に、Adobe Marketo Engageへ直接アンケート情報を保持することができるようになるため、これで「アンケートフォームを外部サービスで作成」する必要がなくなりました(アンケート項目が都度変わる場合などフィールドが20を超える場合は引き続き外部サービス必要です)。

新しい概念なので少し理解に時間がかかるかもしれませんが、ぜひ便利に活用してみてください。

コンサルタント

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